本日はarpコマンドとそのオプションについてご紹介します。
arpコマンドはアドレス解決プロトコルのことです。IPアドレスから物理アドレスへの変換テーブルを表示、変更します。
よくLinuxを使うという方は参考にしてください。
目次
1. arpコマンドとは
アドレス解決プロトコルのことです。
IPアドレスから物理アドレスへの変換テーブルを表示、変更します。
2. -aオプション:arpテーブルを表示
現在のarpテーブルを表示します。
基本的にarpの情報はこのコマンドで確認します。
通信機器などの疎通が取れないときに情報の有無を確認したりします。
送信データには宛先情報もありarpテーブルがあることによってデータを送る通信機器を指定することができます。
3. -sオプション:静的エントリを追加
arpには動的静的があり自動で追加されていくのが動的、手動で登録していくものが静的となります。
動的で追加されないものがある場合このコマンドを使用することがあります。
使用には管理者権限が必要です。
4. -dオプション:arpのエントリを削除
arpのキャッシュの削除、指定エントリの削除に使用します。
主に以前疎通していた通信機器の故障または交換などにより通信ができなくなるトラブルが発生することがあります。
arpテーブルのキャッシュは一定時間で更新されますが更新されるまでテーブルに矛盾が生じ通信トラブルが発生します。
また場合によっては更新が中々行われず時間がかかる場合もあります。
その場合このコマンドを使用することでキャッシュを削除することにより新たに動的エントリを追加していきます。
使用には管理者権限が必要です。
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